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閲覧者の離脱を阻止する
パンくずリストの活用法
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皆さんの企業のWEBサイトの各ページには、「パンくずリスト」が設置されていますか?パンくずリストは、サイト内での現在地を示すナビのようなもので、WEBサイトの構造を分かりやすくし、更には検索エンジンからの評価を高めることにも繋がるためとても大切なものです。今回は、パンくずリストの設定方法や必要性をお伝えしていきます。

パンくずリストって何?

パンくずリストは、サイト内でのナビゲーションを向上させ、内部リンク構造を強化するために役立つ機能です。ユーザーが前のページや関連ページに簡単にアクセスできるようサポートします。名前の由来は、童話「ヘンゼルとグレーテル」に登場する兄弟が森で迷わないように、パンくずを落としながら進んだエピソードからきています。パンくずリストはユーザーがサイト内で、どこにいるかを把握することに役割があります。

通常、パンくずリスト(位置型パンくずリスト)はページ上部に表示され、「企業サイトTOP>採用情報>社員の声」といった形式で構成されます。

パンくずリストのメリット

パンくずリストを設置することで、以下のようなメリットが得られます。代表例を2つご掲示します。

ユーザビリティの向上(目的のページへ辿り着きやすくなる)

パンくずリストがあることで、ユーザーは現在サイトの中のどこにいるのか、どのように目的のページへ辿り着いたのかを容易に理解できます。 例えば、転職を検討しているユーザーが「企業名+採用」で検索し、企業の「企業サイトTOP > 採用情報 > 社員の声」ページに訪れた場合で考えてみましょう。
そのページのコンテンツを読み、実際に働く環境やリアルな情報を知りたくなった際に、パンくずリストを使ってすぐに関連ページへ移動できます。
これにより、ユーザーがサイト内を回遊しやすくなり、離脱率の低下や滞在時間の向上につながります。

検索順位の向上

適切にパンくずリストを設置すると、Googleなどの検索エンジンがサイトの構造を理解しやすくなります。内部リンクを適切に配置することで、検索エンジンがページの関連性を正確に評価し、SEOの観点からも有利になります。
パンくずリストを活用することで、まざまなSEO対策の一つにあたる内部構造の施策、つまりサイト全体の構造が整理されたことで構造がシンプルになり、クローラーに評価された結果、検索結果での上位表示が期待でき、集客・販売促進にも効果的を発揮します。

パンくずリスト作成時のポイント

効果的なパンくずリストを作成するためには、以下のポイントを押さえましょう

1できる限りすべてのページに設置する

サイト全体に統一してパンくずリストを設置することで、構造が整理され、ユーザーにとっても検索エンジンにとっても利便性が向上します。

2設置ミスを防ぐため、必ずチェックを

正しく設置されているか確認することが重要です。例えば、「企業サイトTOP > 商品紹介 > 社員の声」のように無関係なページが含まれていると、ユーザーが混乱し、検索エンジンからの評価も下がってしまいます。

3SEO対策キーワードを含める

パンくずリストの中に、SEO対策用のキーワードを入れると良いでしょう。カテゴリ名に検索頻度の高いキーワードを適切に含めることで、検索結果での上位表示が期待できます。ただし、無理に多くのキーワードを詰め込む必要はありません。

4スマホでの表示を確認する

PCと比べてスマートフォンは画面サイズが小さいので、見やすさも非常に重要です。必ず、スマートフォンでのパンくずリストの表示も確認しておきましょう。スマートフォンの小さな画面でも見やすいように、フォントサイズやレイアウトに配慮しましょう。文字サイズが大きすぎたり長すぎたりすると、画面の中で多くの割合を占めて見辛くなってしまいます。ページから離脱しないように、見やすく表示させることが大切です。
パンくずリストが長すぎる場合はフォントサイズを変更したり、スクロール表示を活用するなど、邪魔にならない設計が求められます。通常は画面上部に表示させるパンくずリストですが、ページ下部へ配置など工夫してもよいでしょう。

まとめ

パンくずリストを設置することで、サイトの構造が整理され、シンプルになったことでユーザーの利便性が向上します。さらにはページからの離脱を抑えられるだけでなく、SEO対策としても効果的で、検索順位の向上や販促や集客増加につながる可能性があります。
設置にかかる手間は少なく、それに対するメリットは大きいため、まだ導入していない場合は早めにパンくずリストを設置することをおすすめします。